
こんにちは!英語教師のカズです!
カバ君!今日は何を勉強しようか?

代名詞
代名詞を理解するには、以下の3つのポイントをおさえると良いです。
- 代名詞は、他の名詞の代わりをすることができる
- 代名詞は文の中で主語・補語・目的語の役割を果たす
- 代名詞には、主に人称代名詞・指示代名詞・関係代名詞等がある
以上のポイントについて一つずつ確認していきましょう。
ポイント ① 代名詞は、他の名詞の代わりをすることができる
代名詞は、他の名詞の代わりをすることができます。
Kazankun met Chai when he was 32 years old.
かざん君は彼が32歳だった時にチャイに会った。
he は Kazankun という名詞の代わりをしています。
このように、代名詞は他の名詞の代わりをすることができます。もし、he で置き換えずに、Kazankun と2回繰り返すとどうなるでしょう。
全く問題なく読み手に伝わりますが、書く方も読む方も同じ情報が2度も繰り返されるのは面倒くさいですよね。
という訳で、代名詞を有効に使って、より少ない字数で効率的に情報を伝えるのが望ましいのです。
ポイント ② 代名詞は文の中で主語・補語・目的語の役割を果たす
代名詞は名詞と同じように、文の中で主語・補語・目的語の役割を果たします。
I am an English teacher.
「僕は英語教師だ。」
I は「私」、「書き手」、「発話者」の代名詞です。
ここでは、主語の働きをしています。
代名詞も名詞と同じように、主語・補語・目的語の働きができることがポイントです。
ポイント ③ 代名詞には、主に人称代名詞・指示代名詞・関係代名詞等がある
代名詞には、主に
人称代名詞
指示代名詞
関係代名詞
等があります。
人称代名詞
I・you・he・she・they・it 等を人称関係代名詞と言います。
これらの人称代名詞は、人・物・事の代わりをします。
I met a man in a park near my house several years ago.
He later became a prime minister of Japan.
「僕は家の近くの公園で数年前にある男性に出会った。
彼は後に日本の首相になった。」
1文目の a man 「ある男性」の代わりに、2文目の He 「彼」が使われていますね。
人称代名詞は、人称・数・格によって形が変わるのが特徴です。
人称・数・格 | 単数 | 複数 | ||||
主格 | 所有格 | 目的格 | 主格 | 所有格 | 目的格 | |
1人称 | I | my | me | we | our | us |
2人称 | you | your | you | you | your | you |
3人称 | he | his | him | they | their | them |
she | her | her | ||||
it | its | it |
① 人称・② 数・③ 格
人称、数、格についてそれぞれ説明していきます。
① 人称・・・1人称・2人称・3人称がある
1人称は I「私」、2人称は you「あなた」、3人称は それ以外の人・物・事に使います。
1人称でやり取りに関わっているのは、「私」1者
2人称でやり取りに関わっているのは、「私」と「あなた」の2者
3人称でやり取りに関わっているのは、「私」と「あなた」と「それ以外の人・物・事」の3者です。
② 数・・・単数・複数がある
1つのときは単数扱い、2つ以上のときに複数扱いをします。
例 I 「私」は1人なので単数扱い、We「私達」は2人以上なので、複数扱いです。
③ 格・・・主格・所有格・目的格がある
主格
人称代名詞が主語として使われるときには、主格を使います。
例 I eat a cheeseburger every day.
「僕は毎日チーズバーガーを食べます。」
所有格
人称代名詞を使って、後ろに来る名詞を所有していることを表すときには、所有格を使います。
例 my car
「僕の車」
目的格
人称代名詞が目的語として使われるときには、目的格を使います。
例 Kazankun calls me Chai.
「かざん君は僕のことをチャイと呼びます。」
指示代名詞
this, that, these, those 等を指示代名詞と言います。
これらの指示代名詞は話し手の空間的・心理的な距離を表しています。
空間的・心理的な距離が近い場合は this・these を使い、空間的心理的な距離が遠い場合は that・those を使います。
また、
① 話し手と聞き手の状況から指しているものが共通理解できるときに使う(言語外照応)
② 直前に出てきた言葉の代わりに使う(言語内照応)
等の使い方をすることができます。
① 話し手と聞き手の状況から指しているものが共通理解できるときに使う(言語外照応)
例 Look at that man! He is naked!
「あの男性を見て!彼は裸だよ!」
上記の例文では、that man 「あの男性」の that は man に説明を加える形容詞の役割をしています。
それに対して、
例 This is my house. 「これが僕の家だ。」
上記の例文では、This 「これ」は名詞の役割をしています。
② 直前に出てきた言葉の代わりに使う(言語内照応)
例 I bought a teddy bear for my daughter yesterday. Now, this is her most favorite toy.
「昨日僕は娘にテディベアを買いました。今これは彼女の一番お気に入りのおもちゃです。」
例 My father took me to a camp last summer. That was fun.
「去年の夏に父は僕をキャンプに連れて行ってくれた。あれは楽しかったなぁ。」
関係代名詞
who, which, that 等は、直前に出てきた名詞の代わりをすることができます。
その場合に、who, which, that を関係代名詞と呼びます。
I have a friend who likes playing the guitar.
「僕にはギターを弾くのが好きな友達がいます。」
上記の例文で、関係代名詞 who は 直前に出てきている a friend の代わりをしています。
上記の例文は、I have a friend. と He likes playing the guitar. という2文に分けて書くことができます。
しかし、a friend と He は同じ人を指しているので、同じことを2度言うのは面倒ですよね?
そこで、who という接着剤を使えば、I have a friend who likes playing the guitar. のように1文になり、とても効率が良いです。
関係代名詞は、直前に来る名詞(先行詞)が、
① 人・物であるかによって使い分けます。
また、関係代名詞の英文の中での役割によって
② 主格・所有格・目的格 を使い分けます。
人・物 / 主格・所有格・目的格 | 主格 | 所有格 | 目的格 |
人 | who | whose | who(m) |
物 | which(英) / that(米) | of which | which(英) / that(米) |
直前に来る名詞(先行詞)が人の場合
主格
例 I have a friend who likes playing the guitar.
「僕にはギターを弾くのが好きな友達がいます。」
a friend who likes playing the guitar の部分を見てみると、who が likes という動詞に対する主語なので、主格の who を用います。
所有格
例 I have a friend whose father is a doctor.
「僕には父親が医者の友達がいます。」
a friend whose father is a doctor の部分を見てみると、a friend’s father のように、先行詞がその後に来る名詞を所有するという関係性があるときには、所有格の whose を用います。
目的格
例 He is a writer who(m) I respect.
「彼は僕が尊敬している作家です。」
a writer who(m) I respect の部分を見てみると、respect は他動詞で後ろに目的語を必要とするはずなのに、目的語が来ていません。
元の文を考えてみると、I respect a writer. であり、a writer の部分が目的語です。a writer が目的語なので、代わりに目的格 who(m) を用います。
※関係代名詞の目的格の省略について
関係代名詞の目的格は以下の3パターンの使い方ができます。
a. He is a writer whom I respect.
b. He is a writer who I respect.
c. He is a writer I respect.
「彼は僕が尊敬している作家です。」
堅めの文章では、a. のような省略しない形がより多く用いられ、口語では、c. のような省略した形がより多く用いられます。
関係代名詞の目的格は省略できますが、主格・所有格は省略できません。
直前に来る名詞(先行詞)が物の場合
主格
例 She has a cat which / that has a small tail.
「彼女はしっぽの短い猫を飼っています。」
a cat which / that has a small tail の部分を見てみると、which / that が has という動詞に対する主語なので、主格の which / that を用います。
先行詞が物の場合に、イギリス英語では、She has a cat which has a small tail. のように、主に which を用いますが、アメリカ英語では、She has a cat that has a small tail. のように、 主に that を用います。
所有格
例 a. I bought a house roof of which was pink.
「僕は屋根がピンク色の家を買いました。」
a house roof of which was pink の部分を見てみると、a house’s roof のように、先行詞がその後に来る名詞を所有するという関係性があるときには 先行詞 名詞 of which を使うことができます。
上記の a. b. の例文は、I bought a house with a pink roof. と書き換えることができ、こちらの方が自然な英語です。しかし、新聞や論文等で堅めの表現がされる場合には、よく出てくる表現なので、先行詞 名詞 of which の形を覚えておくとよいでしょう。
目的格
例 These are pictures which / that my wife took.
「これらは私の妻が撮った写真です。」
pictures which / that my wife took の部分を見てみると、took は他動詞で後ろに目的語を必要とするはずなのに、目的語が来ていません。
元の文を考えてみると、my wife took pictures. であり、pictures の部分が目的語です。pictures が目的語なので、代わりに目的格 which / that を用います。
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