

カバりん
英語力上達完全マップに沿った勉強
学生の時に、森沢洋介さんの「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」を書店で購入しました。
それが全ての始まりでした。
この本を通して「英語上達完全マップ」の存在も知ります。
英語上達完全マップは、TOEIC 900 レベルの英語力を身に付けるまでに、どのような学習をしたらよいかが記されています。
私にとっては、英語学習の聖書です。
当時は何がなんでも英語力を上げてやりたいと躍起になっていて、英語上達完全マップに沿った英語学習に朝から晩まで没頭しました。
私が必死になって取り組んだことは
① 音読
② 瞬間英作文
③ 多読
④ 語彙学習
⑤ オンライン英会話
の5つです。
① 音読
英語上達完全マップでは、英語力全般をアップさせるには音読が特に効果的であるという事を学べました。
英検2級レベルぐらいまでの学習は、音読を中心とした学習で充分であるという言葉を信じ、ひたすら音読に取り組みました。
英語教育を専攻しているにも関わらず、英語力に自信がなかったので、まず中学校の教科書 Sunshine 1・2・3巻をそれぞれ、100回ずつ音読しました。

その後は、アメリカ口語教本中級・上級をそれぞれ30回ずつ音読しました。

音読を繰り返す中で、英文を読む力はもちろんですが、英語でアウトプットする際にどの単語を使えば良いかの脳内の検索スピードが明らかに向上していったのを感じました。
ただ、CDを使って学習するのを面倒がって、シャドウイング等の耳も同時に鍛える事ができるトレーニングを行っていなかった為、リスニングがなかなか伸びずに後で苦労する事になりました。
シャドウイングもしっかり行っておくと、リスニング力も向上します。音読の仕上げにシャドウイングを行うことをおすすめします。
② 瞬間英作文
瞬間英作文に取組んだ事で、英語を話すことへのハードルがかなり下がりました。
森沢洋介さんの「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」は中学校3年間で習う英文法を扱っています。
この本に取り組み始めたころは、なかなかスムーズに言えなくて焦燥感を感じていました。
結局、最初のページから最後のページまで30周取り組んだのですが、最後の方はかなり反応スピードが上がっていました。
「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」を終えた時点での問題意識としては、時間を掛ければなんとか英語で伝えることができるが、どの文法項目を使ったら良いのかを脳内検索する時間がかかり過ぎて、話し相手を随分待たせてしまうことにありました。
そこで、森沢洋介さんの「スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング」に取り組みました。
この本は、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に載っている例文が、文法項目毎ではなく、シャッフルされた状態で並んでいます。
よって、どの文法項目を使ったら良いのかを判断するスピードを鍛えることができます。
この本も30周回した結果、英語を話す時に考え込んで相手を待たせる場面が格段に減り、自分の言いたいことをおおまかに伝える力がついていました。
③ 多読
多読は、「アメリカ口語教本中級」の音読を繰り返して、少し英語力が付いてきたと実感してきたタイミングで始めました。
基本的には、この原則に従ってやっていけばよいのですが、多読で大切なのは自分のレベルにあった本を選ぶことです。
私は、感覚的に「8割くらいはわかるかな」と感じられるものを選んでいました。
英語学習者は、まずは一般の洋書ではなく、学習者向けに簡単な英語で書かれたものを選ぶと良いでしょう。
ペンギンリーダーズ
オックスフォード
等から自分のレベルに合ったものを選びましょう。
私は、ペンギンリーダーズのレベル2から始めて、5冊ずつ読んだらレベルを上げるという要領で取り組んでいました。
結局、留学に行くまでに30冊以上読みました。
スモールステップで無理のない取り組みを行った為、読解力については伸び悩みを感じることなくスムーズに力を伸ばすことができました。
もともと読むことが好きであった事も関係しているかもしれませんが。
ペンギンリーダーズのレベル6まで、読んでしまった後はペーパーバック(海外の文庫本)に挑戦しました。
最初に読んだのは、ポール・オースターの The New York Trilogy でした。
辞書の助けを借りる必要はありましたが、十分にストーリーを楽しむだけの力が身に付いていました。
④ 語彙学習
「アメリカ口語教本中級」の音読を開始したタイミングで、英単語帳を使った語彙学習に取り組みました。
Duo 3.0
まず始めに使ったのは、「Duo 3.0」です。
この単語帳の他とは違うところは、1つの例文に数個の新出語句がちりばめられていることです。
英単語1600語と重要熟語1000語が560個の例文に凝縮されています。
つまり、560個の例文を覚えてしまえば、英単語1600語と重要熟語1000語を覚えたことになるのです。
なんとコストパフォーマンスの良い教材なのでしょう。
そこで私は、単語帳と例文を一気読みしてくれるCDを購入しました。
英単語帳は、リーディング・リスニングで読んでわかる、聞いてわかる単語を増やすことを目的に、1日50例文ずつ丁寧に理解・音読していきました。
1日目、1-50
2日目、51-100
3日目、101-150 ・・・
11日目 501-560
12日目 1-50
13日目 51- 100
のような要領で、繰り返し学習していきます。
そのような学習を繰り返していると、だんだん発音できる単語が増え、かつ意味が想起できる単語が増えてきます。
10周繰り返したところで、ほとんどの単語を知っているという感覚が得られたので、次の英単語帳に移行しました。
「究極の英単語3・4(アルク)」
次に使ったのが究極の英単語シリーズの「究極の英単語3」・「究極の英単語4」でした。
アルクは日本人英語学習者にとって重要な英単語を12000語、SVL 12000としてリスト化しています。
6000語-12000語レベルをカバーしてくれている単語集というのは、数少ないです。
また、それぞれ3000語ずつ掲載されているので、圧倒的なコストパフォーマンスだと判断し、この本にしました。
また、単語帳自体を必要だと判断した理由は、英語学習上級者にとってのハイレベルな英単語帳の学習効率の良さです。
ペーパーバックを読んでいて分からない単語があれば辞書を引くのですが、調べた単語が一冊の中で何度も出てくるものも学習初期・中期ではよくあるのですが、実力が付くにつれて、調べた単語に一冊の中で再び出くわすことが減ってきました。
当時そのような感覚を抱いたことから、12000語レベルまで対応している「究極の英単語3」・「究極の英単語4」をそれぞれ購入しました。
当時のその感覚は間違っておらず、実際に書き言葉では、2000語程度で英文の8割、6000語程度で英文の9割の英単語をカバーしてしまうようです。
(参考:投野由紀夫, WORD-WISE WEB,(2)2000語ごとに増えていったら…)
6000語レベル以上の英単語は、英文で出現する割合が低いために意識的に覚えていく必要があるのです。
「究極の英単語3」・「究極の英単語4」も結局それぞれ10周しました。ペーパーバックの多読と並行して、語彙学習を集中的に行なったおかげで、読む力が特にグングン伸びていきました。
⑤ オンライン英会話
「アメリカ口語教本中級」の音読を開始したタイミングで、オンライン英会話に挑戦しました。
音読と瞬間英作文に繰り返し取り組んだことで、英語でもなんとか自分の言いたい事が言えるのではないか、という自信が付き始め、オンライン英会話に挑戦しました。
当時の私の優先事項は、とにかく安価で気軽に英語でコミュニケーションが取れることでした。
そこで、選んだのがオンライン英会話のレアジョブでした。
レアジョブについて
価格がとにかく安く、質も高いです。
1レッスンあたりの価格が100円ちょっとなのは、とても大学生のお財布には優しいものでした。
レッスンの講師は、フィリピンの方が多いです。
フィリピンは、アメリカに統治されていた(1898-1946)過去を持ち、公用語にタガログ語と英語が指定されています。
よって、学校教育でもその2つが使用されているので、とても英語を流暢に話される方が多いです。
また、フィリピン大学卒業の方が多く、向上心が強く、ホスピタリティがある方が多いという印象でした。
レアジョブをどう活用したか
1日1回25分という頻度で、英会話をしていました。
レッスンでは、オンライン教材を使ったレッスン、フリートークの2種類をよく活用していました。
オンライン教材を使ったレッスンでは、短い読み物を読んで、それについての質問に口頭で答えたり、議論をしたりするというのが基本のレッスンの流れです。
幅広いレベルとトピックの読み物が用意されているので、バランス良く発信力を付けることができます。
フリートークでは、完全に自由に話題を選べます。私はお互いに自己紹介をして、質問し合うという形をよくとっていました。
講師の自己紹介に、大学での専攻を書いているケースがあるので、フリートークの場合は、自分と話しが合いそうな人を選ぶのも重要なポイントです。
教材を使ったレッスン、フリートークのどちらもお勧めですが、英語力に自信のない人は、教材を使ったレッスンから始めると英会話のハードルが下がります。
オンライン英会話は英語学習をする上で、もっと上手に自分の考えを伝えられるようになりたいという気持ちを掻き立ててくれるので、モチベーションupに特に有効だったように思います。
留学ではどのように過ごしたか
授業での取り組み
留学中の授業では、毎回20-30ページ程度予習として教科書を読んでくる必要があるものが多く、レポートも毎回500語程度の作文が課されるもの、2000語程度の作文を学期の中で複数回問うもの等、色々ありました。
英語を母国語としていない学生にとってはなかなか骨の折れるものでした。
個人差はあると思いますが、現地の学生が30分程度で読めてしまう課題が、私には、一時間半はかかるものだったり、2時間で書けるレポートに一日がかりだったりと大変だと感じましたが、一歩一歩確実に自分のものになっているという感覚がありました。
授業では、予習を行っていたので、教授の説明も頭にしっかり入ってきて、確かに自分は理解できているという確かな喜びがありました。
他の学生とのディスカッションでは、自分の言いたいことを単純化して5割くらいの粒度で伝えられているという感覚でした。
日常生活
基本的には、授業、予習、課題に多くの時間を割いていたのですが、なるべく人が多く来る集まり、イベント、に出かけるように心がけました。
筆者は基本的には、陰か陽か問われると、確実に陰のものなので、かなり無理をしていたのではないかと思います(微笑)。
パーティで会ったインド人から、「日本人だよね?僕ジブリのファンで、特に「風の谷のナウシカ」が好きなんだよね、君はどの作品が好きなの?」と聞かれて、「もののけ姫」だよと答えたものの、特にそこから話が広がらなかった痛みをいまだに覚えています(微笑)。
また、ひょんな事から付き合うことになったアメリカ人女性の地元に招かれて、友達に紹介されるも特に共通の話題が見つからずに、全然会話が弾まなかった痛みも忘れることのできない良い?思い出になっています(微笑)。
日本にいた時よりも、結局たくさんの人と関わっていたように思います。自分と文化的な背景や生活環境が大きく異なる人々と関わる中で、より自分の出自であったり、何に興味があるのかということが意識されるようになったと思います。
留学のメリットは、もちろん英語力向上もありますが、むしろ自分とは異なる文化に触れることで、より柔軟な物の捉え方や考え方ができるようになることにあったりするのかもしれません。
帰国後のTOEIC
帰国後にTOEICの市販の模擬試験を購入して、取り組んでみた結果は、860でした。
900は行くだろうと勝手に思い込んでいたので落ち込みました(苦笑)。
リスニングは、模擬試験ながらも満点だったので、力が付いていたのでしょうが、リーディングの語彙・文法問題でかなり失点していました。
そこで、書店でTOEIC TEST990点満点英文法・語彙(植田 一三/石井 隆之著】)を手に取り、2か月間で5周ほど繰り返し、TOEICの模擬試験を3回分解いて本番に挑んだところ、920点が取れました。
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